近年、IT業界では会社員として働くのではなく、フリーランスとして働く人が増加してきました。会社員を辞めてまでフリーランスになろうと考えるのは、フリーランスにそれ相応のメリットがあるからです。
フリーランスは会社員と比べて仕事の進め方が自由で、勤務時間も特に制限されてはいません。クライアントと仕事の完成を目的とした契約、いわゆる業務委託契約を結ぶことになりますが、これは仕事の完成が目的のため過程の勤務時間等は一切問われないのです。つまり、仕事を納期までに完成できるのであれば、勤務時間を1日8時間と定める必要もなく、平日に仕事を休んでもよいのです。
こう説明するとフリーランスは気楽な働き方にも聞こえますが、仕事の責任は自分一人で負う必要があったり、納期に間に合わせるためぶっ続けで働いたとしても、残業手当は出てくれません。また、仕事の契約も自分で取る必要があるため、通常業務にくわえての営業活動が必要です。自分のスキルをアピールするポートフォリオサイトを作ったり、求人サイトからフリーランスの案件を探すなどの活動を日々行わなければなりません。
そうした意味では、収入の安定さでいえば会社員の方が魅力に感じる方も多いでしょう。しかしながら、収入以上になるべくストレスフリーな環境で働きたい、自分の得意な分野だけを仕事にしたい方にはフリーランスの働き方はおすすめです。自分一人で何事もこなさなければならないのは大変ですが、大きなやりがいも感じられます。